かつらのサイズと服のサイズを混同している人
かつらについての口コミはごく少数ですが、ネット検索をしていると、たまに「サイズが合わない」、「カラーが思った色と違った」などの書き込みを目にすることがあります。
これだけで終わっているなら良いのですが、そうした不具合のコメントにはだいたいメーカーや販売店・通販会社の悪口が書いてあります。「私はMサイズのかつらを頼んだのに~」という人の口コミなどは、そのサイズを選んだ理由が“いつも服を選ぶときはMサイズだから、かつらだってMでいいはず”と書き込んであって、服のサイズとかつらのサイズを混同してしまっています。
かつらにはかつらのS、M、L、LLサイズがあり、服のサイズ基準とはまったく異なります。
またかつらのカラー選びですが、こちらはネットに映っている商品の色合いは、ネット上での見た目と実際に手に取った製品の色とは違うこともあることを前提にしておきましょう。
ネット画像は写真の撮り方・光の当て方で、アンダー(暗め)に映ったり、ハイトーン(明るめ)に映ったりします。服や靴の通販写真ではよくあることです。あまりにも描いたイメージと異なるときは、メモ書きを添えるなどして交換してもらうしかありません。
かつらはブラウンやブラックが中心であり、色のグラデーションも微妙なので、全般的に黒っぽく映っている傾向にあります。
かつらの色味と頭のサイズの測り方について
楽しみにしていた製品が手元に届いたのに、イメージと違ったときの愕然とする気持ちはよく分かります。しかし、これらはすべて“メーカーや通販会社のせい”とも言い切れないので、口コミで名指しの悪口を言うのは少し行き過ぎです。私はずっと医療用かつらを利用していますが、同じような体験は良くありました。
とくに色合いについてはクリアしきれない仕方のない一面があります。かつらのサイズについては、私が愛用しているメーカーのホームページに「頭のサイズの測り方」が掲載されていますので、それをもとに記載しておきます。参考にされてください。
頭のサイズの測り方
- 前髪の生え際から、耳の上の付け根を通るように、計測用の紐(何でも良い)をかけます。
- 紐は生え際から耳の付け根に向かって斜めに掛かっているはずです。そのまま自然に紐を延長すると「ボンノクボ」というところまでいきます。
- ボンノクボというのは、頭と首の境目(少しクボミを感じる部分)に当たるところです。
- これで頭のサイズを半周したことになりますので、反対側にも紐を同じように回しかけて、紐の先頭と一周した紐の終わりが着くところまでグルリと伸ばします。
※参考 アンベリールのシルフィ ホームページ
これで頭の実寸を測れます。測り終わった紐の長さが実際の頭のサイズになるので、メーカーのサイズ表にあるものと照らし合わせてセレクトしてください。