口コミ情報をどこまで参考にするかは個人の自由
かつらの大手メーカー2社に関するニュースをみていると、一般のかつらではなくて、医療用かつらの売上げが好調で、とくに女性用の医療用かつらの売上げが、会社の業績向上の牽引役になっているといった記事をよく見かけます。確かに両社製品の5つ星評価やレビューには多くの女性からのコメントが寄せられています。
実際に医療用かつらを利用した人のコメントは、感動や感謝のものが多くありますが、ときには辛口のコメントや否定的・誹謗中傷のような口コミもあったりします。5つ星評価も口コミもSNSの中の1つですが、私たちはネットを中心に情報を集め買物をするようになった以上、情報の取捨選択は受信者に一任されています。
いいねというコメント、良くないというコメント、誹謗中傷まで、どこまでのコメントを参考として取り入れるかは、情報の受け手である私たち個人の判断、自己責任で処理するしかなくなっています。口コミにはニセの意見もある、けしからんといった見方もありますが、それも含めてどこまで受け入れるかは個人の自由です。
少ない口コミ情報を“自分にとって有益”にする
かつらや医療用かつらの口コミはもともと他の商品にくらべて圧倒的に少なく、私たち消費者にどこまで有益なのかを問う以前に、もっと個人の意見を発信して欲しいという気持ちになることがあります。以前に医療用のかつら探しで苦労したことがある私は、次のように割り切り口コミを役立てました。
- 口コミ件数がもともと少ないので、とにかくすべてのコメントを収集してテキストファイルにコピペしていった。
- メーカー別とか商品別にこだわらず、コメントだけを手当たり次第、アットランダムに抜き出していった。
- 次に医療用かつらの機能性、耐久性、品質、アフターサービス、従業員の対応など、いくつかの項目に分けてコメントを並び替えてみた。
このようにしていったとき、医療用かつらにはどんな機能が必要で、どこに一番多くの不満が寄せられているのかが見えてきました。「かつら全体が不自然で着けていることがバレてしまう」といったような見た目に関する不満が一番多く、その次に多かったのは、「着用したときの違和感・フィット感の低さ」でした。
このように自分なりの整理をしていくと、口コミの真偽にとらわれることなく、“自分の手作りの情報整理で、自分に有益な情報”に作り替えることができます。有益かどうかは情報を受け取る側によって異なるので、一度はこのように自分に有益な情報に整理し直してしまいましょう。誰にでも簡単にできます。