髪の量がその人の頭の大きさや体型とマッチしているか
医療用ウィッグが不自然に見える最大の理由が、毛量です。
通常毛量というのは、年齢を重ねるにつれて減っていくのは自然なことです。
また、もともと毛量は個人差があり、多い人と少ない人の毛の本数は10万本以上と言われています。
脱毛する前の毛量が少ない方が、急にふんわりした毛量たっぷりのウィッグを装着すると違和感があります。また、頭が小さい方がボリュームのあるウィッグをつけてもあまり似合いません。
それと同様に、体格ががっしりしている方にはボリュームのあるウィッグが、華奢な方にはボリュームを抑えたウィッグがマッチします。
耳にかけたりアップスタイルにしても自然か
医療用ウィッグの植毛の仕方は手植えと機械植えの２通りあり、見た目の自然さに大きな影響を与えます。
自然さを追求したい方には断然手植えのウィッグです。
手植えだとランダムに毛を植えていくため、生え際やうなじの自然さが全く違います。
規則的に植えていく機械植えは整然としすぎており、遠目から見るとより不自然に感じることもありますので注意が必要です。
ヘアアレンジを楽しみたい方は機械植えのウィッグは避けた方が良いでしょう。
髪は太すぎず自然な細さであるか
人工毛の医療用ウィッグでありがちなのが、毛が太くしっかりしすぎていてかえって不自然、という問題です。
太いとスタイリングもしにくく、人毛に起こる自然なうねりを全く感じないためナチュラルさが損なわれてしまいます。
また、生え際から毛先まで一定の太さであることも、人工毛が不自然に見える一因です。
髪の色合いがその人の目や肌のトーンと合っているか
髪の色合いは様々なパターンから選ぶことができますが、その時に見ておきたいのがあなたの目の色や肌のトーンと合っているかどうかです。
肌の色はイエローベースとブルーベースに大別され、イエローベースの方にはブラウン系が、ブルーベースの方にはアッシュ系が似合うとされています。
室内の光だけでなく、太陽の自然光の元で鏡を見て試着することをオススメします。
つむじがナチュラルに見えるか
近くで人と話したりする時などに気をつけたいのがつむじです。
つむじや分け目の生え方がランダムだと、より自然な印象に見られることができます。
この点からも手植えの医療用ウィッグがオススメです。
また、つむじから見える地肌が白すぎないこともポイント。
ウィッグの場合は通常より若干白い分け目がとても目立つ場合があります。
よりあなたの顔色に近い色のウィッグを選ぶようにしましょう。