口コミにあった一言とURLで危うく救助された感じ
パソコンが普及し終わって口コミが当たり前になりつつあった昔、口コミはいまのようにアルバイトで書き込みをするようなビジネスにはなっていなくて、“一般の人が書き込む純粋な意見の1つ”でした。
だからコメントについて疑うこともなく、ネット上で話題になった物事にはそれなりの意味があったのです。
しかし現在では、ネット上にあるあらゆる書き込みやランキングが、ヤラセのような状態になっています。ホントか嘘か、また誘導するための書き込みであっても、それに価値があるものか、信じていいものなのか、確かめてみる必要が生じています。
私はそんなことが嫌になって一時はネットから離れていましたが、その空白の時期があったおかげで「ネットなくして自分の生活が成り立たない」ということにも気づかせていただきました。
わたしはいま、抗がん剤治療を受けています。病院からは「治療に備えて医療用かつらを準備しておくように」と言われていましたが、医療用とはどういうものなのか、どの製品が良くて、平均的な価格はいくらなのか、ネットで試着ができるというのはホントかなど、疑問がいっぱいあって選びきれずにいました。
そんなときに助けになったのが、たった1つ見つけた口コミでした。「医療用かつらで悩んでいる人多い、ダマされたと思ってこのサイト見て!」~。
そこにあったUPLをクリックすると出てきたのが、アンベリールのシルフィというサイトでした。
ドロクサイけれど誠実で隅々まで説明されていた
サイトにもいろんなタイプのものがあって、美しくてきれいで情報がキュッとまとまった見やすいものや、どちらかというと商売むき出しのコテコテのサイト、ドロクサイけれど誠実で、必要なことがギッシリ説明されているものなどです。
私がたどっていったサイトは、その中のドロクサイけれど誠実というタイプのサイトでした。職人さんが一生懸命に手作りしているかつらの感覚や、コストパフォーマンスを上げるために無駄をカットしている裏話などが写真やイラスト入りで掲載されていました。サイトを見て信じても大丈夫と思ったのは、私にとって久々のことでした。
口コミ不信・ネット不信に陥ってどうしたら良いかわからなくなっている人も多いと思いますが、自分でガイドラインを作ったり、接し方の掟を作ったりしておけば、間違った選択は少なくて済みます。
何より、誠実な書き込みがたくさんあるのに、それにも触れずに過ごしてしまうことは勿体ないことです。私は、もしこの口コミに出会ってURLをたどらなければ、シルフィという製品を手にすることもできず、危うく“かつら難民”になるところでした。
軽くてフィット感抜群で機能的なシルフィに感謝!それを教えてくれた口コミのMさんにも感謝!これからはネットと自分との距離を取り戻し、それなりの接し方をしていきたいと思っています。